ダッチオーブン、ご存じですか?
近年のアウトドアブームで、よく耳にするようになったけど、普通のお鍋と何が違うの?
使ってみたいけど、重くて嵩張って扱いづらそう、、、正直キャンプには向かないのでは??
という方に、ダッチオーブンの魅力を紹介していきます♪
ダッチオーブンは万能!
重くて嵩張るから、荷物も増えるし扱いづらそう、、、と、私は最初思っていました。
もちろん重いものは重いのですが、その厚みのおかげで、簡単に豪華な料理を作ることができるんです!
しかも、ダッチオーブンは5種類の調理法で使える万能鍋なので、キャンプ場での料理のレパートリーが格段に増えました♪
- オーブン
- 煮る
- 蒸す
- フタで焼く
- スモーカー
それでは、まず、簡単に調理法を紹介していきます。
1、オーブン
最も基本的な使い方のオーブン調理です。
フタの上にも熱した炭を置くことで、上下から熱が加わり、簡単にローストすることができます。
ローストチキンやピザ、パンなどを作ることができます。
2、煮る
重みのあるフタで密閉されるダッチオーブンは煮込み料理にも最適です。
ごろごろ野菜のスープやシチューが簡単にでき、保温力もあるので冷めにくいのもうれしいポイントです♪
3、蒸す
高い気密性を生かして、野菜の水分のみで蒸し料理をすることも出来ます。
現地調達した地元野菜などがあれば、蒸して野菜本来のおいしさを味わうのもいいですね♪
4、フタで焼く
ダッチオーブンはフタも同じ素材でできているので、フライパンとして使うことができます。
これからダッチオーブンを選ぶ方は、フタの形状にも注目してみましょう。
5、スモーカー
なんと燻製器としても使えます!
匂いがつきやすい燻製は、我が家のキャンプでよく作るメニューです。
お鍋とスモーカーと、、、と荷物が増えるより、これだけ使い方があるなら、重くてもとりあえず持って行こう、となります。
それまでBBQばかりだった我が家も、ダッチオーブンを購入してから、料理のレパートリーが増えました!
思い切って購入してよかったキャンプ道具のひとつです♪
メンテナンス方法
鋳鉄製のイメージが強いダッチオーブンですが、メンテナンスがほとんど必要ないステンレス製のものもあり、好みやキャンプレベルに合わせて選ぶ事ができます。
- 鋳鉄製
- ステンレス製
- 黒皮鉄板製
それでは、それぞれ詳しくお手入れ方法を紹介していきます。
1、鋳鉄製
購入後、最初に使用する前にシーズニングという作業が必要です。
鍋に新しい油の被膜を作り、タフな鍋へと育てる為の作業で、さび止め用のオイルやワックスを落とす役割もあるそうです。
シーズニングの方法
- まず、洗剤で洗い、水気をとばしたら、油を塗ります。
- 煙が出なくなるまで空焼きした後、野菜くずを炒めて鉄の匂いを消す。
- 最後に薄く油を塗って準備完了です。
料理で使用した後は、ダッチオーブンの熱が冷めるのを待って水かお湯を張る。
そして、その水を沸騰させ、焦げを浮かせる
お湯が冷めたらたわしでこすり、汚れを取ります。
洗剤は使えないので注意が必要です。
汚れの落ちたダッチオーブンはそのまま空焼きした後。油を塗っておきます。
この、空焼きと油を塗る作業が毎回必要になってくるので、お手入れが大変ですが、その分、お鍋を育てている感覚で愛着がわくので、こだわり派のキャンパーに人気なようです。
2、ステンレス製
お手入れはほぼ不要!
我が家もSOTOのステンレス製ダッチオーブンを使用しています。
使用後に洗剤で普通に洗うのみでお手入れ完了。
焦げ付きもたわしでごしごしこすっても大丈夫。
キャンプで、食後すぐに汚れ落とさなきゃ!みたいなストレスもなく、お手入れに関しては、本当に普通のお鍋のような感覚です。
3、黒皮鉄板製
こちらは、購入検討時に調べ不足で、私も知らなかったのですが、鉄製とステンレス製のいいとこどりのような製品らしいのです!
購入して使用前は、鉄製と同じくシーズニングが必要ですが、普段のお手入れは洗剤も使用できて鉄製のダッチオーブンより簡単なんです。
フッ素加工ではなく、鉄の加工でできた被膜なので、たわしも使えるそうです。
洗剤などできれいに洗った後は、空焼き→油を塗る作業が必要なので、育てている感覚は鉄製と同じで、少しお手入れが楽なものが黒皮鉄板の良い所ですね♪
簡単レシピ
では、このダッチオーブンを使ってできる簡単レシピを紹介しますね!
簡単で豪華なメニュー3つ!
- ローストチキン
- ピザ
- パエリア
我が家流にざっくりな作り方で紹介していきます♪
1、ローストチキン
一番簡単でとっても美味しい!
ダッチオーブンを購入したらまず試して欲しい鉄板メニューです。
材料は、鶏肉(お好きな部位で!手羽先、手羽中などの骨付きがオススメ)、じゃがいも、玉ねぎ、人参、ブロッコリーなど。
具材を少し大きめにザクっと切って、ダッチオーブンに放り込みます。
なべ底に中敷きの網とクッキングシートをひくと焦げ付き防止になります。
たっぷりのオリーブオイルと塩コショウ、お好みでローズマリーなどのハーブを入れてしっかりフタをして火にかけるだけ。
後述のピザなどは、炭火の火加減が難しく失敗したこともありますが、このメニューは簡単すぎて失敗知らずです!笑
びっくりするぐらい簡単に、豪華で美味しいメニューが完成します♪
2、ピザ
粉系は家で計量しておくのが便利です。
強力粉と塩、ドライイーストを混ぜて、オリーブオイルとお湯を注いでこねます。
まとまってきたら、丸めてボウルにラップをして1~2時間発酵させます。
ここまで家で準備をして、冷蔵保存しながら持って行くことも可能です。
デイキャンプの時などは、この状態まで家で準備しておき、移動時間に発酵させておく事もあります。
ピザを焼く前に、ダッチオーブンを先に温めて予熱しておきます。
ダッチオーブンは温まるまで時間がかかるので、高温でサッと焼きたいピザの時はこれが重要!
私は、ダッチオーブンを高温に管理できず、うまく焼き上がらなかった事が何度かあります、、、
小麦粉などで打ち粉をして、麺棒で生地をダッチオーブンに入る大きさに伸ばします。
後は、お好みのソース、具材をのせて、焼くだけ!
焼くときは、フタの上にも熱した炭を置いて上下から熱を加えます。
キャンプ場で美味しいピザが焼けるなんて!と初めて作った時はすごく感動しました♪
3、パエリア
材料は、家で計量しておいたお米、お好みの魚介類、玉ねぎ、パプリカなど。
我が家はパエリアの素を使っちゃいます!
ダッチオーブンに、お米、パエリアの素、素に書いてある必要な量の水を入れて混ぜる。
具材を並べて、強火にかけ、沸騰してから弱火で15分程。
お料理が得意な方は、味付けや具材を入れるタイミングにこだわるともっと美味しいパエリアができると思います!
我が家のキャンプ料理は、ざっくり豪快が基本なのでご了承ください♪
さいごに
ダッチオーブンの魅力について紹介しましたが、いかがでしたか?
本当に簡単に、キャンプ場で豪華なメニューが作れてしまうので、いつも同じようなメニューだな、、、と感じてきたら、ダッチオーブンも検討してみてください♪